2018年度札幌大通り公園夏花壇

「お月様」


(組合長賞)


今年の花壇の主役は、ウサギです。
実は、弊社では過去にもウサギを主役にした花壇を造ったことがあります(2002年の花壇です)。 その時のウサギは、ぬいぐるみのような、丸みを帯びた姿をしていました。 しかし、今年のウサギは前回とは違います。 漫画チックなかわいらしさを残しつつも、シュッとしたリアル寄りの姿となっているのです。 大小合わせて5体のウサギがいますが、よく見てみるとそれぞれに個性があるので、ぜひ見比べてみてくださいね。

さて、今回の花壇は、二つの層に分かれています。
上部は、月の世界。マリーゴールドでできたお月様では、大きなウサギたちがせっせと餅をついています。 そして、下部に広がる下界の野原では、小さなウサギたちが草の陰に隠れてお月見をしています。 月の世界からつきたてのお餅が配られるのを楽しみに待っているのかもしれません。

お月様の黄色を目立たせるために、派手な色の花の使用は極力控えました。 主に青や紫系の花を使用し、落ち着いた夜の雰囲気を出しています。 また、手前の方にだけ石を組んだり、背の高い草花を植えることで、月の世界と地上の区別をしました。 白い石と花のラインが、ちょうどその境目です。
そよそよと揺れるススキ類が、ウサギたちの十五夜をより一層引き立たせています。 夏期間の花壇ではありますが、一足早い秋を感じてください。
24種類1082株の花が使われています。

ウサギたちが餅をつく『お月様』を見ていただき
ありがとうございました。



全身を使って杵を振り下ろすウサギの躍動感




手には小さなお皿を持っています




もちろん、杵と臼も手作りです
臼の中には白いアリッサムを植えて、お餅を表現しました




仲良く並んでお月見をしています




ウサギたちと十五夜のまんまるお月様



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