2006年夏の札幌大通り公園花壇

「枯れ木に花を咲かせましょう」

(努力賞受賞)

花壇の中に枯れてしまった木が1本ありました。
森の小動物たちが、この枯れた木に一生懸命花を咲かせようとがんばっている物語を表現してみました。
小鳥たちやリスたちはみんな想い々のお花を摘んできては、枯れ木に花を咲かせていきます。
木の一番上ではフクロウがみんなの思いを見守っています。一番下ではまだ木に登れないクマちゃんが 1輪の花をリスちゃんに手渡しています。
この小さな動物たちの願いは「これ以上枯れ木を増やさないで」という想いです。 心のどこかでこの想いを受け止めてあげてください。

 さて、今回は枯れ木という地味な素材を中心に、どうのように華やかさを表現しようか頭を痛めました。
結局、小鳥やリスというたくさんのトピアリーに造花を持たせ色を出してみました。
花壇の方もこれまでにないくらいの花を使っており、全24種類の花が植えられています。 枯れ木の根元にはアサガオがあり、時間とともにツルが枯れ木に巻きついていく予定で、 本当に花を咲かせたように見えたらいいなと思っています。

花咲か動物たちを見ていただきありがとうございました。




森の動物たち

てっぺんのフクロウは小鳥やリスたちのことを見守っています。




小鳥の親子

おかあさん鳥はヒナへの餌運びも忙しいけれど、花運びもがんばっています。




クマちゃんとリスちゃん

まだ木に登れないクマちゃんは切り株の上で背伸びをしながら「これも付けておいてね!」と リスちゃんに頼んでいます。


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