2004年夏の札幌大通り公園花壇

「アフリカの長〜いランチタイム」

(アイディア賞受賞)

今回の課題は忙しい現代の日本時間とは別に、 「そこだけ流れが違う別の時間」のようなものを表現したくデザインしてみました。
アフリカ大陸を想像しながら、ゆっくりゆっくり流れていくそこだけ止まってしまったような時間。
何も気にすることなくいつまでもいつまでもランチを楽しむキリンさんが一頭そこにいます。
アフリカの森林を表現するのにコキア、ブルーサルビア、クリサンセマムと背丈が大きめの花を使用し、 大地や川の流れを表現するためにアキランサス、ヒポエステス、メランポジュームなどの背丈が低い花を使用しています。
右下の方は湖を表現したく岩で模った中、ロベリア、アゲラタム、イソトマなどのブルー系の花を植え込みました。
また、大地の中にもちょっとしたメリハリを出したくヒマワリ、ラベンダー、コリウス、ダスティーミラーを使用しています。
キリンさんがいつまでも食べている食用樹木はムクゲで表現しています。
ゆっくり流れる時間の中、少しずつムクゲが花を咲かせていくはずです。

見ていただいた方、どうもありがとうございました。



ミズゴケで作ったキリンさんと背丈の高い木のムクゲ。
札幌では8月初旬から約1ヶ月間ムクゲが花を付けます。
このムクゲの花は白の中に赤い輪ができる種類です。



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